渡り鳥の冒険記

スカイノーツのプレイログ

星夜と蒸気のプレゼント オープニングフェイズ

  • オープニングシーン:星夜の始まり

 

GM:シーンはヴィクトリア・シティ中層、チクタクヒルにある航空ギルド本部のシーンとなります。
季節は冬、星夜祭当日の夕刻。
本部事務所に併設されているギルド港で、いくつかの飛空艇が出港の準備をしています。PC達のチームもその一つです。
それぞれの飛空艇は、綺麗な塗装がされていたり、電飾やオーナメントを取り付けられていたり、中には煙突が取り付けられているものもあります。
ここで集まっているチームは、皆、とある企業から仕事を受けています。
その内容は、”星夜祭で自社の製品をプレゼントとして人々に配って欲しい”というものです。
シーマ:「せっかくの星夜祭にもお仕事だなんて、探空士も楽じゃないわねぇ・・・」

エミリア:「でもこのお仕事は、企業も町の人にも良いことがあるのだわ。やりがいがあるってものよ!」

トーニャ:性根たくましいのう。この限られた資源の世界でそれだけの余裕があるのにトーニャびっくり

アラン:「いやあ、まあたしかに色々あるんだろうけど……夢のある仕事だと思うぞ。俺は」
GM:その企業は様々な商品を取り扱っている商社であり、星夜祭にサンプルを配ることで、商品の宣伝をしようと企んでいるのです。とはいえ、配布されたプレゼントの中身は玩具、衣類、日用雑貨、果てには小型のコッペリアなど、多くの人に喜ばれるものばかりです。

トーニャ:「神宮兵ー、神宮兵ー、すずなーりにー、くーびを掲げて凱旋じゃっ。兵ッ!!」(怪しげな星夜祭ソングを歌っている)
エミリア:「まあトーニャ、またアキツシマ風の唄を歌っているのね!」意味をよくわかってないので呑気ににこにこしている。

アラン:「おお、それアキツシマの唄なのか!? オレもこのあいだ、アキツシマの刀を手に入れてさあ」 嬉しそうに腰の刀をちらちら見る
GM:依頼では、星夜の間に、プレゼントを無事配り終えて欲しいと言われており、このエストのリミットは星が降り終わるまでの間(3サイクル)となります。
トーニャ:「速達じゃのう」
アラン:ほほう 星夜の間に
シーマ:「そうねぇ、企業は宣伝を。町の人にはプレゼントを。そしてアタシ達にはお給料を。win-winの関係ってやつね」

GM:さて、特に今回、依頼主からのお話をとかは予定していなかったのですが、そうですね…エミリアさん。
エミリア:はい!
GM:唐突ですが船長にはお友達が居なかったとキャラシーから存じておりますが真でありましょうか。
エミリア:ゴフッ
シーマ:oh...
トーニャ:Oh
アラン:船長…
エミリア:そ、そうですね!!まことです!!でもトーニャはともだちよ!!
GM:ふむふむ、じゃあちょっとイベントをはさみましょう*1
アラン:おお!
エミリア:トモナシイベントを!?
シーマ:ほほぅ。星夜祭にトモナシイベント・・・
トーニャ:ボッチベント
エミリア:い、今の私はぼっちじゃないし…!
GM:この仕事は、複数の探空士チームが参加する大口の依頼にあたるのですが、エミリアの卒業した探空士養成学校の同期のチームなんかも参加しているのですよ
シーマ:アラアラ
アラン:元クラスメイト…?
エミリア別にいじめられてたとかじゃないですから! なんとなく親しい友人がいなかっただけですから!
アラン:なるほど、ありますよね! そういうことって<なんとなく親しい人が~
シーマ:キャプテン...
エミリア:クルーたちの優しい眼差しが…
トーニャ:大丈夫じゃよー、お嬢はすごいんじゃからなー、あのゆめみるしまにもたどりついたんじゃからなー(飛んでる城についての名前が曖昧)
エミリア:そうよっ、あの天空の城くじら島に!
GM:あからさまに性格悪そうな、いわゆるジョック*2と呼ばれるモダンタイムズのチームが話しかけてきます
シーマ:ウワァ
トーニャ:クイーンビーじゃないんじゃな
アラン:あらら
エミリア:同じ仕事を受けているらしい他のチームがわらわら集まっている。中には知った顔もちらほら見られたけれど、挨拶するほどの間柄かどうかも怪しかった。こちらからは特に同期達のことは気にかけずにいたが、向こうから歩いてくる集団を見るとちょっと瞬きする。
元同期:「なんだよ優等生*3いるじゃん」「みろよアンティークだぜ*4」「ああ仲間居たんだクスクス」
トーニャ:「お゛? お゛?」 ギロギロ
元同期:「うわなんだこいつ」
トーニャ:ぐるる
エミリア:「トーニャ、相手にしなくていいのよ。彼らはあんな風に他人を貶めないと自分を認めることもできない、自信のない人たちなの。精神が自立していないのよ」
トーニャ:おすわり
シーマ:穏やかじゃないわねぇ

アラン:「……。……何だ、うちの船長の知り合いか?」不穏な空気に眉根を寄せつつ
エミリア:「ええ、養成学校の時に同級だったわ。彼らは何も成長していないようね……」首を振ってから、同期の方には目もくれない。関わりたくないと顔に書いてある……。
アラン:「ふーん……なるほど、なんか苦労してるんだな。船長」「……ええと。俺たちも星夜祭の仕事に参加することになったんだ、よろしくな?」 無視するのもアレなので、すれ違いざまに軽くあいさつしておきましょうか。一応同じ仕事仲間だし?>同期さんたちに
トーニャ:「トーニャはトーニャ。シュヴァルツ家が次期当主エミリア・シュヴァルツに仕える者である」 ツインテールの根本からしゅんしゅんと蒸気が出ている

エミリア:次々と挨拶する船員達に目を瞠る。彼らがそうするのであれば自分がしないわけにはいかないので、仕方なくチャラ男達のグループに向き直った。
元同期:「なんだこいつら」「へっ、アンティークにつるむやつらなんて碌なもんじゃないぜ」
アラン:「俺はアラン。普段は偵察担当してる……っておい!? ず、ずいぶんな言い様だな……アンティークアンティークっていうが、船長はすっげー立派な奴だぞ。この年でかなりしっかりしてるし、立派にキャプテンの役目を果たしてる」
元同期:「まあお前らも精々頑張れよ、空賊に堕とされなきゃいいな、ハハ!」
トーニャ:しまった、勢いでお嬢の命に背いてしまったぞい
シーマ:「・・・あらあら、アタシの仲間がお気に召さないのかしら?」
エミリア:「お久しぶりね、名前も覚えていない幼稚で群れたがりの皆さん。今回は一緒にお仕事がんばりましょう」
GM:同期たちは嘲笑しながら去っていきました。
トーニャ:「せいぜい明日の枕元を楽しみにしていることじゃな!」(意味は不明)
アラン:おおう……辛辣な人たちですね

エミリア:「……ごめんなさいね、あなた達にも嫌な思いをさせてしまって」言うだけ言って去っていたチャラ男達に首を振る。
シーマ:去り際に同期の人たちのベルトを「早業」で切り落としておきたいですー
GM:!?早業ってそんなスキルだっけwいいですよ
エミリア:笑うから!!
トーニャ:シーマの全身全霊をかけた嫌がらせが光る
シーマ:ありがとう、GM!!「あらあら、私たちを気遣ってくれるのはありがたいんだけど、あなたたちのズボンが落ちる方が早かったわねぇ~」
アラン:去っていく人たちを見つめながらため息をつく。 「いや、船長が謝ることじゃないよ……むしろなんというかオレも、ごめん」
GM:じゃあジョック達が瞬く間にパンツ姿に
アラン:シーマさんすげえ
トーニャ:映画ハリーポッターに出てくる方のマルフォイかな?
元同期:「なっ!」「なんだこりゃ!」「チクショー!」
アラン:「!?」 なん、だと。やばい光景を見てしまった……。
エミリア:「シャレたことするじゃない!!」シーマの早業に衝撃を受けた。
シーマ:「いやーん、刺激的~。大衆の面前でそんな派手なものを見せつけるなんて、アンタたちもやるわねぇ~!」(ニヤニヤ)
トーニャ:「さっすがー!たっよれるうー!」

アラン:「うわ、あれシーマさんがやったのか?! え、どういう仕組みで……マジか」 すっごい小声でぶつぶつ
エミリア:「いいえ、アランもトーニャも、シーマも、怒ってくれてありがとう。彼らが幼稚なのは彼らの問題だから、もちろん私は気にしていないわ。だから私達も、今回のお仕事は明るく楽しく頑張りましょう!」
アラン:「……」
トーニャ:「はいなんじゃよ!!」 ぶしゃー(蒸気)
シーマ:「キャプテンの仰せのままに」
アラン:「そっか。……頑張ろうな、みんなでこの仕事を成功させよう!」

エミリアエミリアエミリアでこんなんだから友達いなかったんだろうなという感じがしますね!!はい!!
GM:今更ながら予告なくネガティブなイベントでごめんね(内容自体はアドリブでした)
トーニャ:それもまた一興
エミリア:「……気にしてはいなかったけど、あれは流石にちょっとスカッとするわね!」少し離れた場所でキャーキャー言われているチャラ男集団の姿をちらっと見てから、いつになく破顔してみせるエミリアであった!

GM:ちなみにこいつらのことは、頭の片隅にでも覚えておいてください。

アラン:いやあ 今後の波乱を予感させるイベントでしたねえ(ドキドキ
GM:さて、フライトの前に、PC達が望むなら、今回の仕事についての情報収集を【教養】+【教養】-2の判定で行うことができます。
シーマ:楽しくなってきましたね!(わくわく)
エミリア:ひゅー何が起きるのか!やったるで!
ダイスロールの結果、エミリアだけが成功する。

トーニャ:いやーだめじゃったなー!おしかったなー!!
シーマ:お、今回はキャプテンが成功だー
GM:おや今回はキャプテン
アラン:おおおー
トーニャ:きゃーおじょうー
GM:元同僚「シーマの兄貴ー!」「今回は何もわかりませんでしたー!」
シーマ:「もー!役に立たないわね!それにアタシのことは姉貴と及び!!!」

エミリア:姉貴!!「ひらめいたわ!!」

トーニャ:テケテーン!(ひらめき音)

GM:ではエミリアさんは、情報収集の結果以下のことがわかります。
・近年、星夜当日に「サタンクラウス」と名乗る空賊がシティ上空に出没している。
・サタンクラウスは、星夜祭を荒らすのが目的であり、毎年街で騒ぎを起こし、プレゼントを配る飛空艇を容赦なく撃墜してくるらしい。これを恐れるあまり、近年は聖クラウスの後追い達は徐々に減っているらしい。
・サタンクラウスはヴィクトリアシティ空軍でも手を焼いており、懸賞金が駆けられているほどだ。

エミリア:サタン……!!
シーマ:不穏だ
トーニャ:サタン
GM:ということがわかりました
アラン:サタン……プレゼントを運ぶ者達を襲撃するとは恐ろしや
エミリア:うーむめっちゃ怖い!とんでもなく危険なお仕事じゃないですか!!
シーマ:相当なひねくれ者のようですねぇ。だれだ!ラクショーだなんていったやつは!!
アラン:^q^
エミリア:出てこいよ!!
シーマ:アタシだよ!!!!!!
トーニャ:きさまー!
エミリア:私も……(楚々 怖いなー!!
シーマ:つい出来心で・・・

GM:まあ遭遇するとは決まってないから!
アラン:そ、そうですよね!!
トーニャ:お嬢はゆるす(ひいき)
エミリア:テヘヘ!

アラン:トーニャさんのお嬢様への忠誠心のあつさ…!

シーマ:ズルーい

GM:では、そんなこんなでPC達が星夜祭の準備をを終える頃、空が赤色から藍色に代わり、北北西の空から、一筋の流れ星が光り、南南東の方に流れていきます。
シーマ:あらキレイ
トーニャ:おおー
GM:それに続くように、1つ、また1つと流星が流れ、まるで降り注ぐ雨のようになっていきます。幻想的な景色に、探空士達は目を奪われます。
エミリア:なんと美しい…一体誰の名なんだ…*5
GM:流星が降り始めてしばらくの後、港から飛空艇が次々に飛び立っていきます。さあ、仕事の始まりです。
トーニャ:びゅわーん!!
アラン:美しい……!「絶景だなあ……この光景を見れてよかったぜ」
エミリア:「ええ……探空士は本当に楽しいわ!」素敵な風景を……仲間とみられる! なんと豊かな体験であることかよ……!

*1:ちょっとイベントをはさみましょう:ゲームマスターは時に、シナリオの大筋を変更しない程度であれば、好きにイベントを追加してもかまわない。

*2:ジョック:アメリカ映画などのスクールカースト頂点の男性。DQN

*3:優等生:エミリアのこと。実は学業超優秀。

*4:みろよアンティークだぜ:現代社会においてアンティークは差別の対象となっており、イジメを受けることも珍しくない。

*5:誰の名なんだ…:きみの…(省略されました)。とある入れ替わっちゃう系有名映画に酷似したシーン。