渡り鳥の冒険記

スカイノーツのプレイログ

彷徨える城 エンディングフェイズ

  •  エンディングシーン:帰ってきた英雄

GM:ここからはエンディングフェイズとなります。
トーニャ:「門を開けよー!」
エミリア:いえいいえい!
アラン:ヒュー!
GM:まず、キャプテン・ジョニーの処遇です。とりあえず彼は病院に連れて行くのかな
エミリア:ですね、お連れしよう…!
トーニャ:わっせ、わっせ
シーマ=フロウ:わっせわっせ
アラン:ですな!
GM:では、ある程度回復し、口も聞けるようになりました。PCたちには2つ選択肢があります
1つ、キャプテンジョニーを空軍やギルドに突き出す
1つ、彼を匿い、戦闘の件は水に流す
エミリア:むう…
シーマ=フロウ:懸賞金がかけられていたりするなら、突き出すかもしれませんが、一円にもならないならぁ・・・
アラン:うーん……とりあえず誤解だったようですし 個人的にはバード号の修理費さえ払ってもらえれば…

GM:前者の場合彼は私闘罪に問われるでしょう、後者の場合は特に何もありません。いわゆるフレ―バー要素ですね

エミリア:ふむふむ…!
アラン:ほうほう
トーニャ:なるほどな、そこにC・ジョニーファンのパトロンがおるじゃろ?
シーマ=フロウ:賠償さえしてくれれば、生死は問いません!!
エミリア:修理費用をもってくれてもう妙ないちゃもんをつけないでくれればイイよ!!そうですねー、おじさまとジョニーを本当なら会わせてあげたかったけどこんなんだったしなー!!
アラン:おおー!

GM:じゃあ病院のベッドの上であっけらかんとジョニーは言います
キャプテン・ジョニー:「いやヌシら、すまんすまん。ワシゃてっきり宝物を狙いに来た賊かとおもったぞいHAHAHA」包帯ぐるぐる巻きのジョニーは陽気にそう言う
シーマ=フロウ:HAHAHAじゃねーよ!(キレッ)
トーニャ:「洒落た遺言じゃのう」 お嬢に喧嘩うった奴ゆるさんまん

キャプテン・ジョニー:「待て待て、年寄りに乱暴するなんてひどいやつじゃ!」

トーニャ:「がるるるる」

エミリア:「若者に乱暴するお年寄りもどうかと思うのよ!?」キレるわ! トーニャの頭はよしよし撫でる。どうどう。

トーニャ:おすわり

アラン:「いやいやいや! 何度も俺らはそんなことしてないって伝声管で言っただろ!?さすがにけが人に暴力は振るわないけどさ、もう変な風に絡んでくるのはやめてくれよな……」

シーマ=フロウ:「まったく、頑固なじじいは困るわねぇ...。あの素敵な紳士を見習ってほしいわぁ...」

エミリア:「ええ、おじさまにはなんて話そうかしらね……」話さずにおくべきか……。「宝物って仰るけれど、どんなお宝があの島にあったっていうんです?」呆れて責める気も置きない私なのだわ……。
キャプテン・ジョニー:「たとえば、ワシの船におったコッペリアなんかも宝物なのじゃ」
アラン:「……コッペリアが?」
キャプテン・ジョニー:「アレは大昔の骨董品*1でのー」
トーニャ:「むん?」 興味を持つ
エミリア:「アラン、大人ね……えらいわ……。……あらあら」コッペリアが宝物、と聞くと眉を上げる。

アラン:「いやもう、怒っても仕方ないしな……最初から勘違いだったし」
GM:ジョニーが話を続けようとすると、病院がざわざわし始め、病室に人が流れ込んできます
アラン:「へえ、大昔の……ん!?」 興味深そうに目を輝かせて話を聞いていたが異変に気付く
エミリア:「ちょっとは話の分かるご老人のようね!」少し見直した、と鼻を鳴らしていたらにわかに騒がしくなってきた。なにかしら!
GM:「大英雄のキャプテン・ジョニーが帰還したというのは本当ですか!?」「数十年ぶりにあのジョニーがヴィクトリアシティにやってきたんですか!」「この病院でジョニーという患者がいると聞いてやってきたのですが!」
エミリア:「えっ!」耳の早いマスコミの皆さんにびっくり。
シーマ=フロウ:「騒がしいわねぇ。病院では静かにするのがマナーなのもしらないのかしらん?」圧をかけます
エミリア:圧だ……!
GM:やがて、帰還したキャプテン・ジョニーを一目見ようとする人で病室はごった返します。PC達がジョニーを匿ったことで彼は数十年ぶりに帰還した大英雄として迎えられます。「彷徨える城」の発見者として、今度こそ彼の偉業は世に知らしめられることとなるでしょう。慕う人々に囲まれ、キャプテン・ジョニーは満更でもないという顔をしていましたとさ
シーマ=フロウ:シーマの圧ごときでは怯まない群衆・・・!
アラン:「す、すげえ……さすがは伝説の探検家……。依頼主や俺の様に憧れてた人らが押し寄せてきたぞ」
シーマ=フロウ:このおじいさんを亡き者にしていたら、我々が発見者になっていたのか・・・(黒い考え)

エミリア:なるほどな……!?!?
トーニャ:そういうことなんじゃよなーw

アラン:^q^

トーニャ:「なんじゃあ主ら、ここにはあの天空の城にたどり着いた偉大なる船長エミリア・シュヴァルツしかおらんぞう!!」 芸術品大声*2
エミリア:「まったくもう……あなたって子は!」トーニャの芸術的大声に目元を拭う。こんなによい従者がいて私は幸せ者よ!
アラン:「ま、世間の反応がどうあれ、俺たちもあの城にたどり着いた事実が消えるわけじゃない。依頼主や、俺らの記憶の中にはずっと永遠に遺るだろ? それでいいじゃないか」
シーマ=フロウ:「そうねぇ。手柄をとられちゃったようで、ちょ~~っと悔しいけど。元々あのおじいさんが見つけていたものだったもんねぇ」
エミリア:「そうよ、おじさまとマイグラトリー・バード号の旗もしっかり立ててきたわ!」えへんと胸を張る。「今は私達とおじさましか知らないこと……私達の船出としては上々だと思うのよ!」
トーニャ:「むう……旗を立てたお主に言われちゃ、トーニャなんもいえんじゃないか」

アラン:「はは、悪いなトーニャ」 笑いながら 「そうだなー、依頼主の反応が楽しみだ」

  •  エンディングシーン:少年の頃の夢

GM:最後のシーンですが、依頼主への報告となります。
アラン:はーい
シーマ=フロウ:ほほぅ!
エミリア:報告だ!
アラン:報告だー
GM:依頼主、紳士への帰還報告ですね。場所はどうしましょう。航空ギルドかな?酒場とかでも良いかもしれませんが。
エミリア:航空ギルドかな!
アラン:そのあたりが無難かなあと 初めに依頼を受けたのもそこでしたし
GM:では航空ギルド
シーマ=フロウ:紳士との食事!ギルドでおなしゃす
エミリア:ギルドにもラウンジとかあるに違いあるめえ!
シーマ=フロウ:んだんだ!
トーニャ:ごーごごー
GM:航空ギルドの一室で、あなた達は依頼主の紳士に事の顛末を報告しています。
紳士:「無事に帰ってきてくれてなによりだ。そうか。『彷徨える城』は本当にあったんだね。」
シーマ=フロウ:「えぇえぇ!あなたのシーマが帰りましたわぁん!!」ぶりっこぶりっこ
アラン:「はい! ばっちり庭園に旗を立てかけてきました」抜かれちゃったけど
GM:抜いてはいないと思う

アラン:っと、あれ 勘違い失礼しました…! それならよかった

エミリア:おじいちゃんバード号にまっしぐらだったから……

トーニャ:あれだけ激高しても船乗りの矜持は守ったジョニー(好意的解釈)
アラン:気高い…!さすが伝説の船乗り…ありがたいです
エミリア:「はい、キャプテン・ジョニーとの再会も果たせましたわ。おじさまの旗は、アランが確かに!」
トーニャ:「残念ながら一番乗りはずっとあそこにおったみたいじゃがのう」
紳士:「ああ、それには驚いているよ。後で私もお会いしたいと思っている。まずはゆっくり静養していただきたくはあるところだ」
アラン:「……まさか伝説の船乗りが今も生きているなんてなあ。驚きです」
シーマ=フロウ:「ん~...お会いになる際は、多少覚悟なさってくださいね...?」

紳士:「覚悟…?」

エミリア:「まあ落ち着いていれば陽気なご老人だから……」落ち着いていれば……。
シーマ=フロウ:「想い出の中と現実は、必ずしも一致しないかもしれませんから...」
エミリア:「軽やかに船を駆け回って航行をサポートしてくれたシーマ、現れる数々の障害を打ち払い船を守ってくれたトーニャ、島の土を確かに踏んだ勇敢なアラン……私達も素晴らしい冒険をすることができました。おじさまのおかげですわ! 本当にありがとうございます!」
紳士:「ミスシュヴァルツ、礼を言うのは私の方だよ。キミ達には本当に感謝している。私が捨てかけていた、少年の頃の夢を叶えることが出来た。」
GM:紳士は目頭を押さえる
紳士:「…空はいいものだな。この忙しなく動き続ける時代の中で、今なお夢に溢れている。キミたちの能力は見せてもらった。また仕事を頼むかもしれない。その時はよろしく頼むよ。」
シーマ=フロウ:「もちのロンですわ!!そうよね、キャプテン!!!」
アラン:「……! はい!」
エミリア:「おじさま……」その手にハンカチを握らせようとしながら、「……ええ! おじさまのご依頼であれば喜んで! ね、みんな!」
アラン:「ああ、勿論だぜ」
エミリア:「そうよもちのろんよ!」
トーニャ:「並み居るやつらには鉛玉をくれてやるぞい!お嬢のために頑張るんじゃよ!」

エミリア:「もちのろんよ! これからもよろしくね、トーニャ、みんな。私と、私達のマイグラトリーバード号のために!」

アラン:「おおー! こちらこそよろしく頼むよ。船長、トーニャ、シーマさん」

トーニャ:「おおー!お嬢とアランとシーマと、みんないっしょにがんばるんじゃよー!」

シーマ=フロウ:「新しい我が家のためにも、私も人肌ぬぐわよーん」
アラン:「その、ありがとうございます。……俺にとってもあこがれの伝説でしたから、子の目であの城を見ることができて本当に楽しかった。貴方の依頼のおかげです! 空には、どこまでも夢が溢れてる」

紳士:「ああ、その通りだな。だからこそキミたち探空士は素晴らしい」

GM:紳士はどこか満ち足りたような、そんな笑顔でPC達一人一人に握手を求め、約束の報酬を渡します。初仕事であるあなた達からすれば、大金*3ですね。
トーニャ:わーいわーい
アラン:おおー!
エミリア:わあい!
シーマ=フロウ:おお!修理してー新しいパーツ買ってーたらふく食べて?たらふく飲んでー
エミリア:船にダンスホールと螺旋階段を設えるのだわ!
シーマ=フロウ:設置場所に悩むわねぇ
GM:浮かれているキミたちに一礼をし、紳士は優雅に去っていきました*4
トーニャ:バサァ(翻る紳士マント)

エミリア:かっこいい…
GM:一つの冒険は幕を下ろし、探空士達は、次の冒険の為の準備を進めることだろう。まずは盛大に打ち上げを。
エミリア:かんぱーい!
シーマ=フロウ:かんぱーい!
アラン:かんぱーい!
トーニャ:がしゃーん!(乾杯でコップを割るやつ)プロージット!

 

歯車の塔の探空士<スカイノーツ>「彷徨える城」おしまい。

*1:大昔の骨董品:正確にはコッペリアに近い構造を持つ自動人形。城に安置されていたお宝の一つである。恐らくは古代文明の遺産だろう。

*2:芸術品大声:病院では静かにするのがマナーなのもしらないのかしらん?

*3:大金:新しいパーツが1種類程度買えて、フネの十分な整備ができ、さらに船員たちの当面の生活費が賄えるぐらい。

*4:優雅に去っていきました:シーマとの食事の約束を忘れているとは思えないので、きっと後日行ったのだろう。